2009年6月6日土曜日

社内ファイルサーバをtesting版にする(1)

公開サーバのトラブルでペンディングされていた、社内のファイルサーバのtesting(α版)への移行をやる。
社内のファイルサーバはIPnutsのベータ版(4.1)で動作している。

社内のファイルサーバはベータ版のサーバ機能を使っているが、testing版(4.3)にはサーバ機能がない。
サーバ機能は基本的にvserverの仮想マシンに持っていって動作させるように考えているのでIPnutsホストで動作するサーバ機能は仮想マシンに移行する必要がる。vserverはベータ版でも動作している。

IPnutsの仮想マシンをESXiと比較すると次のようになる。
  • 両方ともUSBで起動できる。
  • IPnutsはオンメモリで動作する。(ESXiはおそらくUSBをマウントしてる?)
  • IPnutsの
    投稿を公開
    今回の仮想OSのvserverはホストとカーネルを共用するので、Linuxしか動かない
  • IPnutsの仮想マシンはchrootのように動作するので、メモリの負担もないし、動作はホストと変わらない。

今回の移行は関係ないが、最初からサーバ環境を仮想マシンで作っておくと、開発などでテスト環境や開発環境から本番環境への移行したいときにシステムごとコピーするだけでできるので楽になったりする。
スナップショットを併用するともっといいかも。

さて、今回の移行だが、使えなくなるので仮想環境に移すサービスは
  • apache
  • samba
  • mrtg
  • phpmyadmin
  • moinmoin

testingでも使えるのは
  • nfs-server
  • rsyncサーバ

他サーバに移行済み
  • メール関係
  • プリンタ関係
  • webalizer

である。

なので使えなくなるサービスを仮想マシンのvserverに移行する。vserverはベータ版で既に動作しているので、最初にサービスをvserverに移行して動作確認後、testingで立ち上げる。

ディレクトリを仮想マシンと共有

apache2のドキュメントはコピーしてもいいのだが、今回は/var/wwwを仮想環境にbindしてマウントした
/etc/vservers/仮想サーバー名/fstabを編集して、次の行を追加する

/var/www /var/www none bind,ro 0 0

roを指定しているので仮想環境側からは書き換えられない。
sambaの共有ディレクトリもディレクトリも設定。

/home/public /home/public none bind 0 0

roはつけない

パッケージをインストール

仮想環境でapt-getでphpmyadmin python mrtg sambaをインストール。

設定のメモ
moinmoin
moinmoinはパスを変更したので、conf/wikiconfig.pyとcgi-bin/moin.cgiを変更

mrtg
/etc/mrtg.cfgをコピー

phpmyadmin
/etc/phpmyadmin/config.ini.phpを編集

samba
/etc/samba/smb.conf はswatをいれて古いものと同じになる用にdiffで確認しながら設定
人数が少ないので、smbpasswd -a ユーザー名でユーザーを再設定

以上でvserverへの移行終了

次は testingでの動作確認

0 件のコメント: